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みみの無趣味な故に・・・

読書、映画、ネット。。。。インドアな日々を書いてます

『起終点駅』 桜木 紫乃

読書 ★★★★☆

 

起終点駅(ターミナル) (小学館文庫)

起終点駅(ターミナル) (小学館文庫)

 

 おすすめ ★★☆

 

内容(「BOOK」データベースより)

鷲田完治が道東の釧路で法律事務所を開いてから三十年が経った。国選の弁護だけを引き受ける鷲田にとって、釧路地方裁判所刑事法廷、椎名敦子三十歳の覚醒剤使用事件は、九月に入って最初の仕事だった(表題作「起終点駅」)。久保田千鶴子は札幌駅からバスで五時間揺られ、故郷の天塩に辿り着いた。弟の正次はかつてこの町で強盗殺人を犯し、拘留二日目に自殺した。正次の死後、町を出ていくよう千鶴子を説得したのは、母の友人である星野たみ子だった(「潮風の家」)。北海道各地を舞台に、現代人の孤独とその先にある光を描いた短編集

 

北海道を舞台に孤独に生きる人々の静かで、、激しい人生。。短編集。。

 

表題作の「起終点駅」
釧路で法律事務所を開く国選専門の弁護士・鷲田完治。
母との再会を願う息子からお久しぶりの電話🎶…拒否する完治の一言。。「一度は想い合った者同士だからです」。。通話は終わるね。。

 

「かたちないもの」(昔の恋人の納骨式に呼ばれ、、過去の恋愛、仕事を振り返り、再出発をする女性)

「たたかいにやぶれて咲けよ」(ひとりの女性の生き方と死に方。。書かされる物語がある。。この一文が心に残る)

「潮風の家」(強盗殺人で逮捕され、自殺した弟。30年ぶりに故郷に戻る姉。町を出ろと後押ししてくれた女性との再会。。泣ける)

この3作が、、良かった。

 

引っかかる言葉がいくつか。。。「桜と一緒に北上してみるのもいいかもしれない」。。いいよね。。「訊かれるのを面倒がる人間が上手い質問など思いつくわけもない」。。なるほどね。。などなど。。声に出してみたくなる言葉が。。。

あっ。。あと暗いです。。ずっと。。