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みみの無趣味な故に・・・

読書、映画、ネット。。。。インドアな日々を書いてます

『氷平線』 桜木 紫乃

 

氷平線 (文春文庫)

氷平線 (文春文庫)

 

 おすすめ ★☆☆

 

内容(「BOOK」データベースより)

真っ白に海が凍るオホーツク沿岸の町で、静かに再会した男と女の凄烈な愛を描いた表題作、酪農の地を継ぐ者たちの悲しみと希望を牧草匂う交歓の裏に映し出した、オール讀物新人賞受賞作「雪虫」ほか、珠玉の全六編を収録。北の大地に生きる人々の哀歓を圧倒的な迫力で描き出した、著者渾身のデビュー作品集。

 

桜木さん初読本です。
感想は「何だか暗い」

最初から最後まで一定の暗さを保っていて、どんよりした曇り空の中から一筋の光を探し求めても一向に見つからない。。。そんな感じ。この暗さがクセになるみたい。好きな人が言うには。。


農家に嫁いだ嫁の苦労や農家の後継ぎ問題となかなかシビアな話題もあり、、とても自然な描写で表現されていて、北の暮らし、自然の厳しさが伝わってきました。

表題作を含め、どの作品も物悲しさと孤独を纏ってる人々。。北の冷たい暮らしの中で寄り添う男女の危うい関係性が読んでてドキドキした。。。言葉ひとつひとつがとても丁寧で、その情景がまざまざと浮かぶの。

あとがきに書いてあった。作者は「知らない土地を書けない」「知らない人を書けない」と。彼女がもし南の島の人だったら、、どんな男女のお話になってたのかなぁ。。明るいのかなぁ。

 

次は『ホテルローヤル』『起終点駅』を読んでみよう。。クセになってる?