おすすめ ★★★★☆
内容(「BOOK」データベースより)
とある世界のカナダでは、2015年の連邦選挙で新政権が成立。2ヶ月後、内閣はS18法案を可決。公共医療政策の改正が目的である。中でも特に議論を呼んだのは、S-14法案だった。発達障がい児の親が、経済的困窮や、身体的、精神的な危機に陥った場合は法的手続きを経ずに養育を放棄し、施設に入院させる権利を保障したスキャンダラスな法律である。ダイアン・デュプレの運命は、この法律により大きく左右されることに…。
多動性障害のスティーヴと母ダイアンと近所に住む緘黙症の女性カイラ(元教師だが、時折声を出せない傷害の為、働く事ができない)
問題を起こすスティーヴに頭を抱える母。その二人の生活を変えたのがカイラの存在。スティーヴの家庭教師をしながら、親子と良い関係を築いていく。順調に過ごしていた3人の元に1枚の訴状が。。。ここから過酷な選択をしなければならくなる。。。前回『マイ・マザー』を観て思ったが、親子愛というのはとても微妙でお互いのことを思えば思うほど、苦しみ悩み、壁のぶつかりあいの連続。母親は少しでも「希望」があるなら過酷な試練も乗り越えないとならないのね。グザヴィエ・ドラン監督の映画2作目。わたしは前回の『マイ・マザー』の方が良かったです。