みみの無趣味な故に・・・

読書感想、本にまつわるアレコレ話。時々映画、絵画鑑賞の感想も書いてます。

『キャットフード』 森川 智喜

 

キャットフード (講談社文庫)

キャットフード (講談社文庫)

 

 

内容(「BOOK」データベースより)

極上のキャットフードを作りたい―化けネコ・プルートは人肉ミンチの生産に乗り出した。コテージに見せかけた人間カンヅメ工場に誘き寄せられた四人の若者。が、その中に人間に化けた黒ネコ・ウィリーが混ざっていた。化けネコどうしの殺傷はご法度。一体どいつがネコなんだ!?食われたくないなら、頭を絞れ!

 

極上の人肉キャットフードの製造会社女化け猫社長プルートvs人間に化けたまま製造工場に紛れ込んでしまった化け猫ウィリーの攻防戦。

狼森ユキ(人間)と人間に化けて旅行に来たウィリー。そこは人肉ミンチ製造工場だった。大切な狼森をミンチにされないようにあの手この手で守り抜く。

途中から化け猫同士の戦い(化け猫は巨大な物、極小な物以外はどんな物にも化けられる)が始まり混乱してしまう。何に誰に化けているのかわからない。

一番重要なルール。「化け猫どうしの殺傷は化け猫界ではご法度」
このルールにより、化け猫達のレベルの高い頭脳戦が繰り広げられる。

面白かった。

先日「食」のテーマの本交換会でいただいた本。。こういう機会でもなければ手にしなかっただろうなぁと思い、改めて交換会は楽しい🎵と思いました。