みみの無趣味な故に・・・

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『風が強く吹いている』  三浦 しをん

 

風が強く吹いている (新潮文庫)

風が強く吹いている (新潮文庫)

 

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ストーリー

寛政大学4年の清瀬灰二は肌寒い三月、類まれな「走り」で夜道を駆け抜けていく蔵原走に出くわし、下宿の竹青荘に半ば強引に住まわせる。清瀬には「夢と野望」があった。もう一度、走りたい、駅伝の最高峰、箱根駅伝に出て、自分の追求する走りを見せたい。その「夢と野望」を「現実」にするにはあと一年しかな
い。そしていま強力な牽引者が彼の目の前に現れたのだ。竹青荘は特異な才能に恵まれた男子学生の巣窟だった。清瀬は彼らを脅しすかし、奮い立たせ、「箱根」に挑む。たった十人で。蔵原の屈折や過去、住人の身体能力と精神力の限界など、壁と障害が立ちはだかるなか、果たして彼らは「あの山」の頂きにたどり
つけるのか。

 

竹青荘の住人、清瀬灰ニ。空室の1部屋を埋めたいと言う願いが蔵原走との出会いで叶う。住人全員で箱根駅伝の頂点を目指す。軽い気持ちで参加する住人と深いトラウマを背負う走の戸惑いの中、練習が始まる。

箱根駅伝というのは正月実家でテレビに流れているのを家族や親戚がお酒を飲みながら、熱心に観てる人、たまに見て感想を言う人、チラ見程度の人、無関心の人と色々ですが、私はチラ見程度の人に属している。この本は図書館で予約していたが、年内諦めていたが3日前に届いた。これは来年の箱根駅伝を見なさいという何かの啓示なのでは?と思うタイミング。しかもこの忙しい暮れに600ページ以上の内容を読むのは困難と思われる。しかし、読んだら続きがどうしても読みたい。終始感動で胸がドキドキしてしまう。一気読みしたくても忙しくて中断しなければならない。苦痛。

でも箱根駅伝の当日は絶対に中断したくない。走り抜けていく選手一人一人を応援したい。緊張感、苦しみ、喜び、信頼、躍動感全てが伝わり、熱い気持ちのまま読了してしまった。

個人的に漫画大好きの王子をずっと応援していた。彼の気持ちが一番わかる。運動をする事が苦手でタイムが低く練習さぼりがちの彼が駅伝当日、第一走者の王子はあまりに緊張してスタート前に「走っていないと不安」と一言漏らす。そして歯を食いしばって完走した王子にスタートしたんだと胸が張り裂けそうになった。

2日後の駅伝を今までと違った気持ちで見てる自分が目に浮かぶ。