みみの無趣味な故に・・・

読書感想、本にまつわるアレコレ話。時々映画、絵画鑑賞の感想も書いてます。

『真昼なのに昏い部屋』  江國 香織

 

真昼なのに昏い部屋 (講談社文庫)

真昼なのに昏い部屋 (講談社文庫)

 

 おすすめ ★☆☆

 

内容(「BOOK」データベースより)

軍艦のような広い家に夫・浩さんと暮らす美弥子さんは、「きちんとしていると思えることが好き」な主婦。アメリカ人のジョーンズさんは、純粋な彼女に惹かれ、近所の散歩に誘う。気づくと美弥子さんはジョーンズさんのことばかり考えていた―。恋愛のあらゆる局面を描いた中央公論文芸賞受賞作。

 

なんてズレズレの女なの?きちんとした主婦というよりただの“ど天然”じゃないの!!夫の能天気さも何?自分の妻は真面目だから浮気しないって。2人で銭湯行ってるあたりから疑おう。お相手のアメリカ人。アメリカのフリーさ満載過ぎる。

と、どの登場人物にも共感できない!!なんて思ったら、、あれ?あれれ?美弥子のズレって自分にもある、美弥子ってわたし??あれ???、、と気づき胸騒ぎを覚えた。

きちんとした不倫妻になろう。。きちんとね。。いやダメよ。。(笑)

ラスト2行に不倫の本当の怖さを思い知らせれる。