みみの無趣味な故に・・・

読書感想、本にまつわるアレコレ話。時々映画、絵画鑑賞の感想も書いてます。

『つめたいよるに』  江國 香織

 

つめたいよるに (新潮文庫)

つめたいよるに (新潮文庫)

 

 おすすめ ★☆

 

内容紹介

デュークが死んだ。わたしのデュークが死んでしまった──。たまご料理と梨と落語が好きで、キスのうまい犬のデュークが死んだ翌日、乗った電車でわたしはハンサムな男の子にめぐりあった……。出会いと別れの不思議な一日を綴った『デューク』。コンビニでバイトする大学生のクリスマスイブを描いた『とくべつな早朝』。デビュー作『桃子』を含む21編を収録した初々しい短編集。

 

ついつい忙しくなると短編に走る。暇つぶし程度に読めるから。。。と油断していると、またまたついつい最後まで読んじゃいました。そして仕事がまた溜まる(これは私の性格上の問題)

短いお話ばかり。なのに切なかったり、ちょっとヒンヤリしたり、うれしかったり、悲しかったり、ほっこりしたり、うるっときたり、フフフっとなったりと色んな感情を味わえる。お得な一冊。全てを読み終えるとほのぼのしてる。疲れた身体にありがたい。。。ふと、こういうの書けるんじゃないか?と錯覚してしまうが、絶対に書けない。改めて作家ってすごいな。