みみの無趣味な故に・・・

読書感想、本にまつわるアレコレ話。時々映画、絵画鑑賞の感想も書いてます。

『白ゆき姫殺人事件』

 

白ゆき姫殺人事件 [DVD]

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おすすめ ★☆☆

 

【ストーリー】
国定公園・しぐれ谷で誰もが認める美人OLが惨殺された。
全身をめった刺しにされ、その後、火をつけられた不可解な殺人事件を巡り、一人の女に疑惑の目が集まる。彼女の名前は城野美姫(井上真央)。同期入社した被害者の三木典子(菜々緒)とは対照的に地味で特徴のないOLだ。テレビ局でワイドショーを制作するディレクター・赤星雄治(綾野剛)は、彼女の行動に疑問を抱き、その足取りを追いかける。取材を通じてさまざまな噂を語り始める、美姫の同僚・同級生・家族・故郷の人々。「城野さんは典子さんに付き合っていた人を取られた……押さえていたものが爆発したんだと思う、あの事件の夜」「小学生の頃、よく呪いの儀式をやってたって。被害者の殺され方が呪いの儀式と同じでしょう?」「彼女が犯人です、間違いありません! 」
テレビ報道は過熱し、ネットは炎上。噂が噂を呼び、口コミの恐怖は広がっていく。
果たして城野美姫は残忍な魔女なのか? それとも──。

 

原作の湊かなえ『告白』ともう1冊(タイトル忘れるくらい面白くなかった)しか読んでないので、湊作品は意識的に敬遠していました。が、原作より映画の方が面白いと聞き、珍しい事もあるんだ?と早速観てみた。ダメ人間過ぎのどうしようもない男・赤星を演じた綾野剛、すごく良かった。本当にどうしようもない。ところでネット炎上って所はよくわからなかった。そもそも盛り上がることを炎上というのだろうか?ふと思ったけどTwitterのつぶやき?が『電車男』みたいな事になってたけど、よく考えるとあれもかなり無責任だな。人の恋を応援して盛り上がっちゃって。あれも炎上ってこと?

私的の悪は城野美姫の大学の友人(ネットでフルネーム書き込むのダメ、人のセッ〇スを聞いちゃダメ)と城野母(なんとなくダメ、謝ってもダメ)と城野美姫(独占欲強くてダメ、呪いの儀式だからって火遊びはダメ、利用されてダメ)の3人でした。

暇つぶしにはとっても良い映画でした。

岩井志摩子の「事実は1つだけど、真実は人の数だけある」という言葉を思い出しました。