みみの無趣味な故に・・・

読書感想、本にまつわるアレコレ話。時々映画、絵画鑑賞の感想も書いてます。

『その女アレックス』   ピエール・ルメートル

 

その女アレックス (文春文庫)

その女アレックス (文春文庫)

 

 おすすめ ★☆☆

 

 

内容(「BOOK」データベースより)

おまえが死ぬのを見たい―男はそう言ってアレックスを監禁した。檻に幽閉され、衰弱した彼女は、死を目前に脱出を図るが…しかし、ここまでは序章にすぎない。孤独な女アレックスの壮絶なる秘密が明かされるや、物語は大逆転を繰り返し、最後に待ち受ける慟哭と驚愕へと突進するのだ。イギリス推理作家協会賞受賞作。

 

すごい期待値をあげてしまったからか、衝撃的な内容ですごい!!感が薄れてしまった。それ以上に最初から最後までグロさは衝撃的。グロいの得意な人にはおすすめ。グロいのそこそこ大丈夫な人(私)は暇つぶしにどうぞ。グロいのは一切だめな人は手にしない方がいい。

ざっくりとネタバレしてしまうので、ここから先は注意。

(ざっくりネタバレ)

第一章でアレックスは何者かに誘拐され監禁。檻に入れられ放置。その間にもう一人の主人公である刑事が過去のトラウマに苦しみながらアレックスの行方を捜す。

 

第二章で脱出したアレックスが殺人鬼に。ひどい殺し方でグロい。手当たり次第、殺しているかに見えるが何か裏があるらしい。

 

最終章で連続殺人犯として兄が逮捕される。アレックスに幼少から虐待をしていた事により、アレックスに嵌められている事、判明。ひどい兄だわ。

ということで被害者になったり、加害者になったり、結局被害者だった可哀想なアレックスのお話でした。