みみの無趣味な故に・・・

読書感想、本にまつわるアレコレ話。時々映画、絵画鑑賞の感想も書いてます。

『坂の途中』 村山 由佳

 

おいしいコーヒーのいれ方 (7) 坂の途中 (集英社文庫)

おいしいコーヒーのいれ方 (7) 坂の途中 (集英社文庫)

 

 おすすめ ★★★☆

 

内容(「BOOK」データベースより)

一人で部屋を借りさえすればいつだって好きなときに彼女と二人きりになれるとばかり思っていた―なのに、思うようにはいかない勝利の一人暮らし。バイト先の「風見鶏」では失敗を重ねるし、勝利への思いを断ち切れずに苦しむ星野りつ子が気にかかる。何よりかんじんの「かれん」が離れていこうとしている…。波乱含みのシリーズ7弾には星野りつ子の独白を収録。

 

進展もなく、中だるみになっていた所にやっと風が吹いた。それぞれの気持ちの揺らぎがとても心にズキズキとくる。悩んで悩みまくるのが純愛ドラマの醍醐味。星野りつ子の独白を読んだけど、勝利がそんなに魅力的ではないんだよね。。もちろん好みの問題なんだけど、なぜそんなに好きなんだろ?かれんもりつ子も。。原田先輩(陸上部の先輩。勘違い旺盛だけど思いやりがあって優しい)とかダメかなぁ?。。周りに優しいのは優しくないのと一緒。深いなぁ。