おすすめ ★★★★☆
内容(「キネマ旬報社」データベースより)
SEX中毒の兄と恋愛依存症の妹の孤独を描く衝撃作。N.Y.に暮らす独身男・ブランドンは、仕事以外の時間すべてを性欲処理に注ぎ込んでいた。性欲を介してしか人と繋がることができない彼の下に、激情的な性格の妹・シシーが転がり込んで来る。
虚しく救われない話だった。酒、薬物、ギャンブル。。色々な依存症があるが、セックス依存症もかなり深刻な問題。最初は日常的に性欲処理を行うブランドン。そこにやってきたのが妹シシー。恋愛依存症の上、リストカットだらけの腕を持つこれまた難あり女。この兄妹大丈夫かしら?と思ったらどうやらこの2人の問題は他にもあるようだ。妹がやってきてからのブランドンは苛立ち、怒り、最後は暴走。妹は兄に拒否されながらも甘えてすがり続ける。兄の本当の苦悩はこの妹にあり?最後のブランドンの叫びにはやりきれない悲痛の叫びなのではないだろうか?悲しい恋愛小説を読んだ気分になった。