みみの無趣味な故に・・・

読書感想、本にまつわるアレコレ話。時々映画、絵画鑑賞の感想も書いてます。

『グラスホッパー』   伊坂 幸太郎

 

グラスホッパー 角川文庫

グラスホッパー 角川文庫

 

おすすめ ★★★★☆

 

内容紹介

「復讐を横取りされた。嘘?」元教師の鈴木は、妻を殺した男が車に轢かれる瞬間を目撃する。どうやら「押し屋」と呼ばれる殺し屋の仕業らしい。鈴木は正体を探るため、彼の後を追う。一方、自殺専門の殺し屋・鯨、ナイフ使いの若者・蝉も「押し屋」を追い始める。それぞれの思惑のもとに―「鈴木」「鯨」「蝉」、三人の思いが交錯するとき、物語は唸りをあげて動き出す。疾走感溢れる筆致で綴られた、分類不能の「殺し屋」小説。

 

鈴木、鯨、蝉の3人の視点から構成されてます。現実ではありえない人達ばかり(鈴木は一般人だ)普通ってなんだろ?という事を考えました。伊坂ワールド炸裂な作品です。