みみの無趣味な故に・・・

読書感想、本にまつわるアレコレ話。時々映画、絵画鑑賞の感想も書いてます。

『恋の罪』

恋の罪 [DVD]

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おすすめ★★★★☆

 

【ストーリー】

 どしゃぶりの雨が降りしきる中、ラブホテル街のアパートで女の死体が発見される。事件を担当する女刑事・和子(水野美紀)は、仕事と幸せな家庭を持つにもかかわらず、愛人との関係を断てないでいた。謎の猟奇殺人事件を追ううちに、大学のエリート助教授・美津子(冨樫真)と、人気小説家を夫に持つ清楚で献身的な主婦・いずみ(神楽坂恵)の驚くべき秘密に触れ引き込まれていく和子。事件の裏に浮かび上がる真実とは……。3人の女たちの行き着く果て、誰も観たことのない愛の地獄が始まる……。

 

“狂気の沙汰”ってこういうことだね・・・疲れた。美津子に目が離せなかった。美津子といずみが出会うシーンで「影のある人ね、はまだ間に合うのよ。闇は影より濃い」ってセリフがあるんだけど、この後の展開がほんと濃すぎてどんなホラー映画よりも怖かった。心寂しい貞淑な主婦いずみがどんどん堕ちていくのが普通に思えるほど、周りの狂いっぷりが激しかった。かなり官能的なお話で過激シーンが多く、グロテスクなシーンもあるので、苦手な人は観れないかもしれないけど、女の心の闇、狂気な部分を覗いてみたかったら、おすすめです。