みみの無趣味な故に・・・

読書感想、本にまつわるアレコレ話。時々映画、絵画鑑賞の感想も書いてます。

『ダレカガナカニイル』  井上 夢人

 

ダレカガナカニイル… (講談社文庫)

ダレカガナカニイル… (講談社文庫)

 

 おすすめ ★☆☆

 

内容(「BOOK」データベースより)

目の前で新興宗教の教祖が焼け死んだ途端、俺の中に何かが飛び込んだ。そいつは「私は誰」「ここはどこ」と語りかける―信じがたい出来事が生み出す葛藤、不安、恐怖。焼死の謎、灼熱の恋、そして世界を一変させる衝撃の結末。斬新な発想と緻密な構成で描き切った、究極のミステリー!

 

共作作家の“岡嶋二人”の一人(ややこしい)井上泉のデビュー作。ミステリー、SF、恋愛小説全てを融合した奇跡的傑作!という内容紹介もあったので、そうなのであろう。私は宗教ってあまり入り込み辛い上にSFというとても苦手分野であるので、敬遠していたこの作品。そんな私でも読めるのだからこの人はやはり面白いと思う。