おすすめ ★★★★☆
内容(「BOOK」データベースより)
みんな、しあわせなのだろうか。「考えるだけ無駄か。どの道人生は続いていくのだ。明日も、あさっても」。対人恐怖症のフリーライター、NOと言えないカラオケボックス店員、AV・風俗専門のスカウトマン、デブ専裏DVD女優のテープリライター他、格差社会をも笑い飛ばす六人の、どうにもならない日常を活写する群像長篇。下流文学の白眉。
面白かった。登場人物全てダメダメ人間(笑)ここまでくるといいやつ探ししちゃう。各章の主人公が気が小さくて、一線を越えてはいけないと言い訳しながら、もう超えていることに気づかない。狂人ってこんな感じなのかな?とても怖いし恐ろしいのに、笑える作品。「ララピポ」って何だろう?って思ってたら、ラストになるほどね(笑)って。奥田英朗ハズレないな。