みみの無趣味な故に・・・

読書感想、本にまつわるアレコレ話。時々映画、絵画鑑賞の感想も書いてます。

『その日のまえに』 重松 清

 

その日のまえに (文春文庫)

その日のまえに (文春文庫)

 

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内容(「BOOK」データベースより)

僕たちは「その日」に向かって生きてきた―。昨日までの、そして、明日からも続くはずの毎日を不意に断ち切る家族の死。消えゆく命を前にして、いったい何ができるのだろうか…。死にゆく妻を静かに見送る父と子らを中心に、それぞれのなかにある生と死、そして日常のなかにある幸せの意味を見つめる連作短編集。

 

私の泣き本。「その日のまえに」「その日」「その日のあとで」の短編集。「その日」はハンカチを用意して読んでます。家族が亡くなるという出来事が突然やってくる日が私にも来る事は間違いない。その時までに自分が出来る事はなるべくしたい。それは死んでいく人に対して最後の私の出来る事なのだろうから、精一杯やりたいと思う。