おすすめ ★★★★★
内容(「BOOK」データベースより)
「妻を殺しました」。現職警察官・梶聡一郎が、アルツハイマーを患う妻を殺害し自首してきた。動機も経過も素直に明かす梶だが、殺害から自首までの二日間の行動だけは頑として語ろうとしない。梶が完全に“落ち”ないのはなぜなのか、その胸に秘めている想いとは―。日本中が震えた、ベストセラー作家の代表作。
横山秀夫の長編を初めて読みました。空白の二日間。なぜ梶はこの二日間を語らないのか。私の一番感動した部分は藤林の執った結論。優しさとはどういうものかがすごく心に残った。