みみの無趣味な故に・・・

読書感想、本にまつわるアレコレ話。時々映画、絵画鑑賞の感想も書いてます。

『東京島』  桐野 夏生

東京島 (新潮文庫)

東京島 (新潮文庫)

おすすめ度 ★★☆☆☆

 

清子は、暴風雨により、孤島に流れついた。夫との酔狂な世界一周クルーズの最中のこと。その後、日本の若者、謎めいた中国人が漂着する。三十一人、その全てが男だ。救出の見込みは依然なく、夫・隆も喪った。だが、たったひとりの女には違いない。求められ争われ、清子は女王の悦びに震える―。

 

こんだけ人間がいて(しかも現代人で荷物も残っているようだが)、何年も孤島で過ごしているなんて・・・いい加減脱出できるでしょって思いながら最後まで読んでしまいました。でも後から本当にこの事件(アナタハンの女王事件)があったと知り、そちらの方に驚きました。時代が違うので、本の内容とはだいぶ違うのでしょうが、現実の方に興味しんしんです。だから★2つ。。。(笑)