みみの無趣味な故に・・・

読書感想、本にまつわるアレコレ話。時々映画、絵画鑑賞の感想も書いてます。

『エイジ』  重松 清

 

エイジ (新潮文庫)

エイジ (新潮文庫)

 

 おすすめ ★☆

 

内容(「BOOK」データベースより)

ぼくの名はエイジ。東京郊外・桜ヶ丘ニュータウンにある中学の二年生。その夏、町には連続通り魔事件が発生して、犯行は次第にエスカレートし、ついに捕まった犯人は、同級生だった―。その日から、何かがわからなくなった。ぼくもいつか「キレて」しまうんだろうか?…家族や友だち、好きになった女子への思いに揺られながら成長する少年のリアルな日常。山本周五郎賞受賞作。

 

中学生のリアルな日常。この多感な時期の男の子の気持ちがとてもうまく表現されとても勉強になった。同級生に「少年A」がいる。いつか自分も「少年A」になるかもしれない。小中学生もこの年代の子を持つ親もぜひ読んでみるといいと思う一冊。