みみの無趣味な故に・・・

読書感想、本にまつわるアレコレ話。時々映画、絵画鑑賞の感想も書いてます。

『死神の精度』  伊坂 幸太郎

 

死神の精度 (文春文庫)

死神の精度 (文春文庫)

 

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内容(「BOOK」データベースより)

CDショップに入りびたり、苗字が町や市の名前であり、受け答えが微妙にずれていて、素手で他人に触ろうとしない―そんな人物が身近に現れたら、死神かもしれません。一週間の調査ののち、対象者の死に可否の判断をくだし、翌八日目に死は実行される。クールでどこか奇妙な死神・千葉が出会う六つの人生。

 

今までにこんなお洒落な死神なんていたかしら?答えがズレていようが、雨男だろうが、名前が地名だろうが、仕事をクールにこなす男。しかもミュージック大好き。ミュージックへの反応が可愛い。一つ一つ心温まるお話。そして最後に奇跡が起きる。。。死神には関係ないんだろうけど、素敵な話であった。