みみの無趣味な故に・・・

読書感想、本にまつわるアレコレ話。時々映画、絵画鑑賞の感想も書いてます。

『人質カノン』  宮部 みゆき

 

 

人質カノン (文春文庫)

人質カノン (文春文庫)

 

 おすすめ ★☆

 

内容(「BOOK」データベースより)

「動くな」。終電帰りに寄ったコンビニで遭遇したピストル強盗は、尻ポケットから赤ちゃんの玩具、ガラガラを落として去った。事件の背後に都会人の孤独な人間模様を浮かび上がらせた表題作、タクシーの女性ドライバーが遠大な殺人計画を語る「十年計画」など、街の片隅、日常に潜むよりすぐりのミステリー七篇を収録。

 

人間ドラマ短編集。日常にあふれるごくごくありえそうな出来事。それでもドラマがあり、思い耽りたくなる一冊。この作者ならどの話からももっと大作になりそうだけど、これくらいの規模のお話だから良いのかもしれない。