- 作者: 角田光代
- 出版社/メーカー: 双葉社
- 発売日: 2008/12/10
- メディア: 単行本
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おすすめ度 ★★★★☆
内容(「BOOK」データベースより)
東京の文教地区の町で出会った5人の母親。育児を通してしだいに心を許しあうが、いつしかその関係性は変容していた。―あの人たちと離れればいい。なぜ私を置いてゆくの。そうだ、終わらせなきゃ。心の声は幾重にもせめぎあい、壊れた日々の亀裂へと追いつめられてゆく。
女子はこんな事よくあるでしょう。「あの子達、私の事どう思ってるの?悪口言ってるのかも」って。男の人が読むとうんざりするような内容だけど、子育て真っ最中の旦那さまやこれからの育児する男性は読んでみてもいいかも。子育て中は一歩間違えると簡単に人間って壊れていくのよ。こうなったらあなたが大変よって、これから子育てする人や現在進行中の人はどんよ~りしていくと思われる内容でした。この本ではお受験が始まってから、関係がおかしくなっていくんですが、お受験意識の低い環境で子育てしているのん気な私は、こんなドロドロする事って本当にあるの?とボケーっと思ってしまう。。やっぱり自分の子供は他の子より優れていて欲しいという願望は勝手な親の自己満とわかりつつも多少なりともみなさん持ってるわけで、私も一歩、二歩間違えると、この5人の誰かになってしまうかもしれない。