みみの無趣味な故に・・・

読書感想、本にまつわるアレコレ話。時々映画、絵画鑑賞の感想も書いてます。

『とり残されて』  宮部 みゆき

 

とり残されて (文春文庫)

とり残されて (文春文庫)

 

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内容(「BOOK」データベースより)

勤め先の小学校で、ヒロインは「あそぼ」とささやく子供の幻に出会う。そんな折、校内プールに女性の死体が…。その謎にせまる表題作ほか、夢の「場所」捜しから始まる内面の旅を描いて名作の聞こえ高い「たった一人」など六篇を収録。巧みな伏線、鮮やかな舞台設定。清新にして熟達の筆致をおたのしみください。

 

オカルト系のお話が好きな人は楽しめる作品。気持ち悪いし怖いのだけど、どこか不思議でファンタジーな気持ちにもなる。でも人間の怨念というか、そういったものは死んでも死に切れない力があるのかもしれない。せつない。暗い。怖い。ばかりなお話でした。