おすすめ ★★★☆☆
内容(「BOOK」データベースより)
事件はなぜ起こったか。殺されたのは「誰」で、いったい「誰」が殺人者であったのか―。東京荒川区の超高層マンションで凄惨な殺人事件が起きた。室内には中年男女と老女の惨殺体。そして、ベランダから転落した若い男。ところが、四人の死者は、そこに住んでいるはずの家族ではなかった…。ドキュメンタリー的手法で現代社会ならではの悲劇を浮き彫りにする、直木賞受賞作。
“ヴァンダール千住北ニューシティ”・・・最近のマンション名は長いね。内容とは特に関係ないが、少し気になる。競売物件で聞いた事のある「占有屋」。勉強になった。社会問題の情報とわかりやすい説明はとてもありがたい。人間関係が複雑でそれぞれの背景もなかなかのボリュームであり、何度か前に戻りながら、時間をかけて読んだ。面白かった。知らない分野を小説で読むと得した気分になるね。